仕事を辞めたことを周囲に伝えるときは、退職理由を最初から全部説明する必要はありません。
まずは、
「実は、先月で会社を辞めたんだ」
と退職した事実を短く伝えるところからで大丈夫です。
そのうえで、相手との関係に合わせて「今どうしているか」「これからどうする予定か」を少し足すと、自然な会話になります。
たとえば親なら、
「実は先月で会社を辞めたよ。急に聞くと心配すると思うけど、今後のことは自分なりに考えているから大丈夫」
友達なら、
「そういえば、前の会社はもう辞めたんだ。今はちょっとゆっくりしながら次のことを考えてるよ」
知人なら、
「以前の会社は退職しました。今は次のことを考えているところです」
くらいでも十分です。
大切なのは、家族・友達・知人の全員に同じ説明をしようとしないことです。
この記事では、相手ごとに「どこまで話せばいいか」「実際に何と言えばいいか」をまとめます。
仕事を辞めたことは「事実+今の状況」で伝えると話しやすい
退職したことを話そうとすると、
「辞めた理由まで説明しないと変かな」
「次の仕事が決まっていないと話しづらい」
「無計画に辞めたと思われたくない」
と、必要以上に説明したくなることがあります。
しかし、退職したことを伝える場面で最初に必要なのは、それほど多くありません。
基本は、
「会社を辞めた」+「今はこうしている」
の2つです。
たとえば、
「先月で会社を辞めたよ。今は少し休みながら次のことを考えてる」
で会話は成立します。
次の仕事がまだ決まっていなくても、
「まだ次は決めていないよ」
「しばらく考えてから動くつもり」
と、そのまま伝えれば問題ありません。
退職したことを話すために、今後の予定まで完成させておく必要はありません。
家族・友達・知人では伝える内容を変える
相手との距離によって、必要な説明量は変わります。
親には「退職したこと+安心材料」を伝える
親の場合は、退職した事実を聞いたあとに、
「次の仕事は?」
「生活は大丈夫?」
「何かあったの?」
と心配されることがあります。
そのため、単に「辞めた」とだけ伝えるよりも、現在の状況を一言添えると話しやすくなります。
たとえば、
「話してなかったんだけど、先月で会社を辞めたんだ。今は少し休みながら、この先どうするか考えてるところだよ」
という伝え方です。
もう少し安心してもらいたいなら、
「実は会社を辞めたよ。急に聞くとびっくりすると思うけど、自分なりに考えて決めたことだから、そこは心配しすぎなくて大丈夫だよ」
でもよいでしょう。
親への伝え方をもっと具体的に決めたい場合は、こちらで詳しくまとめています。
友達には近況報告くらいの温度で伝える
友達には、必ずしも改まって報告する必要はありません。
久しぶりに会ったときやLINEの流れで、
「そういえば前の会社、もう辞めたんだ」
くらいから始めても自然です。
仲のよい友達なら、
「実は前の会社、もう辞めたんだ。今はちょっとのんびりしながら次のこと考えてる」
と伝えれば十分でしょう。
あまり詳しく話したくない場合は、
「会社は辞めたよ。いろいろあったけど、今はもう落ち着いてる」
と、そこで区切ることもできます。
友達に話したくない部分まで聞かれそうで気になる場合は、こちらの記事も参考にしてください。
知人には「今はもうその会社にいない」と伝われば十分
それほど親しくない知人や、以前の勤務先を知っている人には、事情を詳しく説明しなくても構いません。
たとえば、
「まだ○○社にいるんですか?」
と聞かれたら、
「いえ、そちらはもう退職しています。今は次のことを考えているところです」
程度で十分です。
転職先について聞かれたくないなら、
「今は少し時間を取っているところです」
「今後については、まだ特に決めていないんです」
と答えることもできます。
知人から突然聞かれた場面での返し方はこちらで詳しく紹介しています。
退職理由を詳しく言いたくないときは「話す範囲」を決める
退職したことを伝えると、
「なんで辞めたの?」
と聞かれることがあります。
ここで大切なのは、退職した事実を伝えることと、退職理由を全部説明することは別だと考えることです。
理由を軽くぼかしたいとき
「いろいろ考えて、退職することにしたんだ」
「今後のことも考えて、一度区切りをつけたよ」
くらいの説明でも自然です。
あまり話したくないことを伝えたいとき
「細かい事情はいろいろあるんだけど、今はあまり詳しく話してないんだ」
「ちょっと話すと長くなるから、詳しい話はまたそのうちね」
と区切っても構いません。
無理に別の理由を作るよりも、「ここまでは話す、ここから先は話さない」と決めておいたほうが、その後の会話も楽になります。
退職理由そのものを聞かれたときの返し方は、こちらの記事でさらに具体的にまとめています。
「次はどこで働くの?」と聞かれたときの返し方
退職したことを伝えると、かなりの確率で次の予定について聞かれます。
ここでも、決まっていないことを無理に決まっているように話す必要はありません。
次の仕事がまだ決まっていない場合
「まだ決めてないよ。少し考えてから動くつもり」
「いくつか考えてるけど、まだ何も決まってないんだ」
と答えれば十分です。
次の仕事は決まっているけれど、まだ言いたくない場合
「次のことは決まったらまた話すね」
「今後のことは、もう少し落ち着いてから話すよ」
と伝えることもできます。
退職したことを報告したからといって、転職先や今後の予定まですべて話さなければならないわけではありません。
自分から伝える人と、聞かれてから答える人を分ける
退職したあと、知り合い全員に自分から報告する必要はありません。
相手によって伝えるタイミングを変えると気持ちが楽になります。
自分から伝えておきたい相手
家族や親しい友達など、普段から仕事の話をしている相手には、自分から話しておいたほうが自然なことがあります。
あとから別の人経由で知られるより、
「そういえばまだ言ってなかったんだけど」
と自分から伝えたほうが話しやすい場合もあります。
聞かれたときでいい相手
たまにしか会わない知人や、仕事の話をほとんどしない相手なら、次に会ったときに聞かれてから答えても不自然ではありません。
迷ったときは、
「今後も自分の仕事について自然に話題になる相手か」
を基準にすると判断しやすくなります。
LINEで仕事を辞めたことを伝えるときの例文
直接会う予定がない場合は、LINEやメッセージで伝えても問題ありません。
この場合も、最初から長い事情説明を送る必要はありません。
親しい相手に送る場合
「そういえばまだ言ってなかったんだけど、先月で会社辞めたよ。今は少しゆっくりしながら次のこと考えてるところ!」
少し落ち着いた文章で送りたい場合
「一応伝えておこうと思って。先月で会社を退職しました。今後のことはこれから考えていく予定です。また会ったときに話すね」
LINEでは、長文で退職理由まで説明するより、まず退職した事実を伝えて、必要ならその後のやり取りで補足するほうが自然です。
短いLINE文面をもっと見たい場合はこちらも参考にしてください。
まだ周囲に言いたくないなら、すぐに報告しなくてもいい
退職した直後は、自分の中でも気持ちや今後の予定が整理できていないことがあります。
そんなときに、
「早く周りに説明しないと」
と焦って長い報告をする必要はありません。
話したくない時期なら、
「仕事のことは、もう少し落ち着いたら話すね」
とだけ伝える方法もあります。
相手によって報告する時期をずらしても構いません。
たとえば、
親には早めに伝える。
親しい友達には次に会ったときに話す。
知人には聞かれたら答える。
というように分ければ、全員に同時に説明する負担も減ります。
仕事を辞めたことは、相手に合わせて話す量を変えればいい
仕事を辞めたことを伝えるときに、完璧な説明を準備する必要はありません。
相手ごとに考えるなら、
- 親には「退職したこと+今の状況」
- 友達には「退職したこと+話してもよい近況」
- 知人には「以前の会社はすでに辞めたこと」
くらいから始めれば十分です。
退職理由を詳しく聞かれても、
「いろいろ考えて決めたよ」
「詳しいことは今はあまり話してないんだ」
と区切ることができます。
まず伝えるのは、なぜ辞めたのかではなく、会社を辞めたという事実。
そこから先は、相手との関係と、自分がどこまで話したいかに合わせて決めてください。
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退職したことを伝える相手や状況が決まっている場合は、次の記事から読むと具体的な言い方を選びやすくなります。
